建築の工法はさまざまな種類があります。

ここでは代表的な工法と特徴をご紹介します。

Ⅰ 木造


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木造軸組工法

在来工法
柱、梁、土台で基本構造を造り、四角形の骨組みを組んで筋交いと言う対角線状に強度を持たせるための板材を入れるのが構造の基本となります。
【特徴】
  • 外観デザインの自由度が高い
  • 窓等の開口部を大きく取れる
  • 設計の自由度が高く、増改築が容易にできる





プレカット工法
基本的な工法は在来工法と同じだが、プレ(事前に)カット(切る)の名のとおり、予め工場で長さや結合部を加工した部材を現場で組み上げる工法です。
【特徴】
  • 部材の加工精度を高められる
  • 工期が短縮できる
  • 木材資源の節約ができる

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木質耐力壁工法

2×4工法
軸組壁工法の通称。2×4インチの規格化された枠組材に構造用合板などを、釘で打ちつけたパネルで床・壁・天井の6面体を組み立てていく工法です。柱や梁でなく壁や床そのものが構造体になっています。
【特徴】
  • 機密性が高い
  • 施工性(技術の標準化がしやすい)
  • 耐震性が高い
  • 耐久性が高い






木質パネル工法
木材をベースにしたパネルを工場で作り、木造軸組工法(在来工法)の軸組に内外壁として取り付けて建物を建築する工法です。木造軸組工法(在来工法)と2×4工法の特性を併せ持っています。
【特徴】
  • 木造軸組工法(在来工法)に比べ剛性、機密性が高い
  • 2×4工法に比べ自由性が高い
  • 断熱性・耐火性が高い
  • 工期が短い


Ⅱ 鉄骨造


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鉄骨軸組工法

鉄骨軸組工法
木造軸組工法(在来工法)の構造材を軽量の鉄骨に置き換えた工法です。軽量の鉄骨材を使用する事によって重量とコストを抑え、かつ耐久性を高めています。
【特徴】
  • 剛性、耐久性が高い
  • 窓等の開口部を広く取れる
  • 設計にある程度の自由度はある
  • 重量鉄骨造に比べ経済的




重量鉄骨造
肉厚のある「H鋼」等を柱や梁に使用して建物を建築する工法です。鉄骨自体に強度を持ち、柱の本数や筋交い(プレース)等の補強が少なくて済む為、設計の自由度が高く強度も高いのが特徴です。
【特徴】
  • 剛性、耐久性が高い
  • 窓等の開口部を広く取れる
  • 設計にある程度の自由度はある
  • 重量が重い分、基礎、地盤がしっかりしていないといけない
  • 工場や事務所のような大型建築に向いている

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鉄骨ユニット工法

構造的に独立した鉄骨構造のユニット(部屋)を現場で組み立てて建物を建築する工法です。
【特徴】
  • 剛性、耐久性が高い
  • 完成度が高く工期が大幅に短縮できる
  • 大きなユニットの搬入手段、クレーン車の操作スペース等の確保が必要不可欠




Ⅲ 鉄筋コンクリート造



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ラーメン構造

鉄筋コンクリートで形成された柱と梁を枠状にしっかり固定し、そこに床板を組み合わせながら建物を建築していく工法です。
【特徴】
  • 剛性、耐久性が高い
  • 荷重に対し非常に強く接合面が変化しない
  • 間仕切りや開口部の大きさ、位置が比較的自由に設定できる
  • マンションやビルの建築に用いられる工法





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壁構造

鉄筋コンクリートで形成された壁と床板を箱状にしっかり固定し、その区画同士を組み合わせなが鉄筋コンクリートで形成された壁と床板を箱状にしっかり固定し、その区画同士を組み合わせながら建物を建築する工法です。
【特徴】
  • 柱と梁の代わりに耐力壁によって荷重を支持する
  • ラーメン構造に比べ強度が多少落ちるため高層建築には不向き




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コンクリートパネル構造

PC造(HPC造)
PC造のPとは「プレキャスト」の略で、「前もって鋳型にはめて製造する」という意味です。つまり、工場生産した鉄筋コンクリートパネルを面材として建物を建築する工法で、鉄筋コンクリート造の枠にPC板を接合させたものを「PC造」、重量鉄骨(H鋼)にPC板を接合させたものを「HPC造」といいます。
【特徴】
  • 複雑な形状でも作ることができるが、非常にハイコスト
  • 高層、大規模建築向き
ALC造
ALC造のALCとは「オートクレーブトライトウェートコンクリート」の略で、オートクレーブトは気泡、ライトウェートは軽量を意味し、軽量気泡コンクリートの事を指します。このコンクリートパネルを面材として建物を建築する工法です。
【特徴】
  • パネルはサイズが規格化されており、PC板よりも安価
  • コンクリートに比べ、軽量で耐火性・防音性・断熱性に優れている
  • ALCは吸水性が高く外壁材としては不向き
  • 中低層建築向き

SRC(鉄骨鉄筋コンクリート造)


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鉄骨軸組工法

SRC造のSRCとは「Steel-framed Reinforced Concrete」の意味で、鉄骨で骨組みを作り、その周囲に鉄筋コンクリートを被せて主要な構造体を作成する。こうして作成した構造体に床や壁をはめ込み、建物を建築する工法のことです。


【特徴】
  • 抜群の強度を持ち、耐久性、耐震性にも優れている
  • 設計の自由度が高く、柱の間隔を広く出来るので、開口部を大きく取れる
  • 重量が大変重くなり、基礎が大きくなる
  • 工期が長くコストも高価になる
  • 高層建築向き











〇 三井住友トラスト不動産(知っておきたい建築の知識)より引用



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